俳優の荒木飛羽(とわ)が29日、都内で主演を務めた「劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット」公開記念舞台あいさつに共演の藤本洸大、阿部顕嵐と出席した。

 永井三郎氏の人気漫画が原作。

閉鎖的な田舎を舞台に、こっそり口紅を塗る少年(荒木)が自分のアイデンティティーに目覚め、正直に生きられる世界を探す姿を描く。昨年放送のMBS制作ドラマを再編集し、オリジナルエピソードを追加している。

 荒木は、“髪が長い”という理由で同級生からいじめられている主人公・三島フトシを好演。ひと夏の淡い青春を描いていることから「実際に夏休みを丸々使って撮影した。一生宝物で大事にしていきたい作品。自分たちのひと夏をかけた作品を愛していただければ」と呼びかけた。

 藤本は、バスケ部に所属するクラスのムードメーカー・夢野太郎役を演じ「たくさんの方に愛されたからこそ、劇場版までたどりつくことができた。感謝の気持ちでいっぱいで、幸せです」と笑顔。阿部は「誰かの背中を押せる作品になってくれたらうれしいです」と願いを込めた。

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