◆パ・リーグ 西武1―2日本ハム(29日・ベルーナドーム)

 狙いは定まっていた。1点を追う2死一、二塁。

日本ハム・水谷瞬外野手は西武・渡辺がカウント2―2から投じた137キロの外角高めカットボールを逆らわずに右方向へ運んだ。

 打球は右翼フェンスを直撃する適時二塁打に。「狙った球が来て、それを一発ではじけたのはよかったかなと思います」と笑顔。この同点打は決勝点となる捕逸へとつながり、達がプロ初完投勝利を達成。価値ある一打になった。

 交流戦を終えてからも好調を維持している。「8番・右翼」で先発した28日の同戦では8回、左越えへ5号ソロを放ち、この日は「2番・左翼」で先発して4打数2安打1打点。「難しく考えすぎず、シンプルにある程度自分のプランを持ちながら打席にいって、その中で安打にならなくても内容のいい凡打が多いのかなと。一番は気持ちの面が安定していると思います」と自己分析した。

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