俳優の鹿賀丈史が12日、東京・シネスイッチ銀座で主演映画「生きがい IKIGAI」(宮本亞門監督)の公開記念舞台あいさつに共演の常盤貴子らと登壇した。
昨年1月1日に発生したマグニチュード7・6、最大震度7の能登半島地震で被災した地域の現状を伝えるために宮本氏が企画、監督、脚本を手掛けたショートフィルム。
昨年12月、寒さに震えながらの撮影だった。鹿賀は「暖房がありませんから、本当に寒かった。撮影は朝から、夜遅くまで。睡眠は4時間くらい。食事は4日間くらいロケ弁だけで過ごしました」と回想。「孤独で頑(かたく)なな信三が変わっていく再生の物語です。心に残る作品なればいいなと思います」。ドキュメンタリー映画「能登の声 The Voice of NOTO」(手塚旬子監督)も同時上映されている。また、収益の一部を被災地の復興支援に充てられる。