俳優の中原丈雄が12日、都内で行われた主演映画「囁きの河」(大木一史監督)の舞台あいさつに俳優の渡辺裕太らとともに登壇した。

 2020年7月、熊本豪雨により球磨川が氾濫し、壊滅的な被害を受けた人吉球磨地域が舞台。

変わり果てた故郷に戻った主人公の孝之(中原)が失われた過去と現実に向き合う物語。

 孝之(中原)の息子を演じる渡辺は、父・渡辺徹と大木監督の縁で今回キャスティングされた。船頭役の中原と渡辺。渡辺は「中原さんとふたりで船の上で1日数時間もひたすら船の稽古をするという時間があった」と振り返り、「稽古初日から大変な練習をさせてもらって、中原さんも相当苦戦されていたのですが、顔を見たら師匠の顔をしていた。顔だけはプロの顔でした。(仕草は)全然できてないのに」とちくり。

 逆に中原からは「(渡辺)若いからうまいんだよ。すぐに覚えちゃった。今度球磨川下りのアルバイトやるって言ってた」と言われ、渡辺は「芸能界で困ったら…(笑)」と返した。

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