“ゲンジブ”こと7人組グループ「原因は自分にある。が、12、13日に東京・代々木第一体育館で自身最大規模のワンマンライブを行った。
今月7日に結成6周年を迎えたばかりのゲンジブにとって、さらなる飛躍を予感させるステージとなった。2日間で約2万人の観測者(ファンネーム)を動員。メンバーは初日の開演前にスポーツ報知などの取材に応じ、満を持してのステージへの心中を吐露した。長野凌大は「超特急さんの代々木ライブを見させていただいた時に観客席側にいた自分たちが、ワンマンで初めての2デイズのアリーナということで本当に感慨深い」としみじみ。「自分たちの世界観を増幅させて、次につなげる一歩にしたい」と言葉に力を込めた。
ステージは、4月にリリースしたアルバム「核心触発イノベーション」の楽曲などを含めた多彩な構成。.ENDRECHERI./堂本剛が提供した新曲「LLL」や、7人が「集大成の楽曲」と位置づける「因果応報アンチノミー」などを披露し、大倉空人が「僕たちにとっても、観測者の皆さんにとっても、今後のゲンジブが期待できるようなライブができれば」と意気込んでいたように密度の濃い時間となった。
今回のステージングは杢代和人を中心に、メンバーやスタッフと協議を重ねたこだわりの演出。上空から舞い降りるオープニングや、天使の翼を背負った7人が現代に降臨するストーリー性のある映像などで、一気に観測者をゲンジブの世界観に引き込んだ。杢代は「ひとつの物語を見ているようなライブになっている。みなさんが感じていただいたすべてが正解だと思うので、時がたっても『すごいものを見たんだな』と思い返せるようなライブになっていると思う」と胸を張った。
初日公演の12日は、吉澤要人の22歳の誕生日。
2日目のライブ終演後には、約2年ぶりとなる4枚目シングル「パラノイドランデブー」をリリースすることを発表。杢代は「僕たちは結成当初から夢がドーム公演と言っていて…。最初は本当に漠然とした夢だったんですけど、こうやって毎年、ひとつずつ階段を上って、夢が目標になってきているのを実感している」と手応えを語りつつ「このまま一気に駆け上がって夢がかなうところを皆様に見せられたら」と語った。