世界的グループ「BTS」のメンバー・JIN(32)が、自身初の単独ファンコンサートツアー「#RUNSEOKJIN_EP.TOUR」の大阪公演2日目を13日、京セラドーム大阪で開催した。2日間で計8万5000人のファンが熱狂。

5月にリリースされた最新アルバム「Echo」の楽曲や、BTSメドレーでARMY(BTSファンの呼称)に応えた。

 世界中のARMYのもとへ直接駆けつける「旅程」という意味も込められている自身初のソロコンサート。「JIN! JIN!」のコールが最高潮に達する中で登場したJINは、ファーストアルバム「Happy」の収録曲「Running Wild」で伸びやかな歌声を響かせ、一気に自らの世界に引き込んだ。

 観客とリアルタイムで交流しながら、共に公演を作り上げていく形で進行するステージ。客席のペンライトが次々と色を変える光の海の中、「I’ll Be There」でコール&レスポンスを楽しんだ。JINは「今日は今までのどんな挑戦よりも、ドキドキワクワクしています」と笑顔であいさつ。セカンドアルバム「Echo」からは「Don’t Say You Love Me」など、約2時間のコンサートで全18曲を披露した。

 MCではJINが「バーン」と撃つと、ARMYが「あ~」と倒れる大阪ならではのおちゃめなやり取りで笑わせた。またテレパシーゲームコーナーでは、客席のジェスチャーを見て答えるミッションに成功。ただ、2問正解して決まった衣装には「昨日も着たのに~」と32歳での制服姿に照れる場面もあった。

 ピアノの弾き語りではしっとりしたバラードを聴かせ、BTSメドレーでは「Dynamite」「Butter」など4曲をキレのあるダンスとともに熱唱。客席と一体となった。

最後には「皆さんが喜んで下さるように、いろんなことに挑戦していきたい。ARMYが僕のすべてです」と感謝した。

 6月の韓国・ソウルからスタートした今ツアーは今後、米国(アナハイム、ダラス、タンパ、ニューアーク)、英ロンドン、オランダ・アムステルダムなど、計9都市で開催される。(古田 尚)

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