朝乃山、十両を相手に初黒星「押し負け。悪い相撲です」
荒篤山に引き落としで敗れ、肩を落とす朝乃山（カメラ・馬場　秀則） 画像（1枚）

◆大相撲　▽名古屋場所２日目（１４日、ＩＧアリーナ）

　元大関で西幕下筆頭・朝乃山（高砂）は、東十両１４枚目・荒篤山（荒汐）に引き落とされ、初黒星を喫した。立ち合いから相手の圧力に押され「押し負けですね。

下からあてがって組み止めたかったけど、下がる一方だったので。悪い相撲です」と肩を落とした。

　今場所は幕下筆頭で迎え、この日の一番は十両土俵で組まれた。昨年７月の名古屋場所で負った左膝前十字靱帯（じんたい）断裂などの大けがから復帰後、初めて大銀杏で臨み「１５日間、大銀杏をつけて相撲を取りたいし、それには今後いい成績を残さないと戻れない」。関取復帰への思いを言葉で示し、「終わったわけじゃない。しっかり切り替えてやるしかない」と前を向いた。

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