歌手の平原綾香が15日、大阪市内でコンサート「平原綾香 Concert Tour 2024―2025~The Swinging Classics!~」関西公演に向けた取材会に出席した。

 昨年10月から続いているコンサート。

今年の見所としては大阪・関西万博のパソナグループのパビリオン「PASONA NATUREVERSE」のテーマソング「いのち、ありがとう/80億の未来へ」を歌唱していることを挙げた。「初めてオファーをいただいた時、世界中のいろんな知識や、歌、そういう文化が集まる万博に音楽で参加できる喜びを感じていました」と笑顔。一方でレコーディングで聞いた仮歌があまりにも素晴らしかったそうで「このままでもいいんじゃないですかって冗談で聞いたら、AIが歌っていました。すごく驚きましたしショックでしたね」と苦笑いした。

 コンサートは1920年代のスイングジャズが生まれたあたりをひもとく内容で、当時の日本の状態や世界の状況を話しながら進めていく。終演後には映画を見終わったような感覚になるそうだ。見る人によってはドキッとするような演出や衣装で、楽曲を歌っているという。「最初はびっくりして、大丈夫かな、大丈夫かなってずっと言ってました。松任谷正隆さんにも正直に話したんですね。そうしたら一言『私はジャンヌダルクなんですって言えばいいよ』って言われて。なるほどと思いましたね」と納得したという。

 公演が9月とはいえ、まだまだ暑い日が続く夏。

乗り越え方については「バランスの良い食事だったり、母がオーガニックの食事を昔から意識して作ってくれているので、やっぱりオーガニックのものを食べると声の調子も良くなりますね」とにっこり。睡眠や水分を適度にとるといった基本的なことを大切に過ごしているという。

 関西公演は9月13日に兵庫・神戸国際会館。同21日に大阪・フェスティバルホールで開催される。

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