昨年8月に単館で封切られると話題を呼び、全国公開となり、日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝くなど異例の大ヒットを記録した映画「侍タイムスリッパー」(安田淳一監督)が宝塚歌劇団の舞台として2026年に上演されることが15日、発表された。

 月組公演として鳳月杏、天紫珠李らが出演し、小柳奈穂子氏が脚本・演出を手掛ける。

東京公演は東京国際フォーラム・ホールCで2026年1月9~20日。大阪公演は東京建物Brillia HALL箕面(箕面市立文化芸能劇場)で1月28日~2月5日に上演する。

 ◆「侍タイムスリッパー」 幕末の京都。密命を受けた会津藩士高坂新左衛門は、討幕派の長州藩士を討ち取ろうと刀を交えるが、突如雷鳴が響き渡り、眩い光に包まれる。目覚めるとそこは、現代の時代劇撮影所。遥か昔に幕府は瓦解し、侍すら消滅した現代にタイムスリップしてきたことに呆然自失となる高坂だったが、時代劇に携わる人々の人情に支えられ、斬られ役として生きていくことを決意する…。

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