NHKは16日、朝の連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜・前8時)に乃木坂46・久保史緒里が出演することを発表した。嵩(北村匠海)が作詞した「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手・白鳥玉恵役で、今回が朝ドラ初出演となる。

 演じる歌手の白鳥は、嵩にリサイタルの構成など次々と頼み事をする…というキャラクター。久保はコメントを寄せ「今回、朝ドラに初めて参加させていただきます。ずっと追いかけていた夢だったため、現場では常に心臓の音を感じながら挑みましたが、やわらかい太陽のようなあんぱんチームのみなさまが包み込んでくださる現場は、本当にあたたかな場所でした」と出演に感激。「玉恵の周囲を巻き込むパワフルさ、たくましさ、そして天真爛漫(らんまん)な人物像が、今後のぶさんや嵩さんにどんな影響を与えるのか…。生きているから、歌い、かなしみ、笑い。時が流れても決して変わることのない、『生きる』ことへの尊さを歌に乗せ、みなさまのもとへ届けられますように。よろしくお願いいたします」と意気込んだ。

 女優としても活躍する久保は、NHKでは2023年の大河ドラマ「どうする家康」や、24年の夜ドラ「未来の私にブッかまされる!?」に出演してきた。

 同作は国民的キャラクター「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさん(2013年死去、享年94)と妻の小松暢(のぶ)さん(1993年死去、享年75)夫妻をモデルにした物語。昭和初期の高知で、1個のあんぱんをきっかけに出会ったヒロイン・朝田のぶと、父を亡くして親戚に引き取られた柳井嵩(たかし)の生涯を描く。

 脚本は「ドクターX」などで知られる中園ミホ氏が担当。朝ドラは14年度前期「花子とアン」に続き2作目となる。

ヒロイン・のぶ役の今田美桜は、東京制作の朝ドラとしては2018年「半分、青い。」の永野芽郁以来、7年ぶりのオーディションで選ばれた。嵩役を務めているのは、「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海。

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