お笑いコンビ・メッセンジャーの黒田たもつが16日、大阪市内で俳優・近藤芳正とダブル主演する舞台「VS.(ヴァーサス)」(26日~28日、ABCホール)に向け、取材会に出席した。

 今舞台は、和海(なごみ)演じる新人歌手の芸能事務所社長(黒田)と、レコード会社のエグゼクティブディレクター(近藤)が、デビューに向けて芸名や、曲のコンセプトで言い争う約90分のシチュエーションコメディー。

6年ぶりの舞台出演となる黒田は「大人の言い争いは意地。おっさんの意地の張り合いの醜さみたいな面白さが出ています」とニヤリ。対する近藤は今作のオファーを「黒田さんに目を捉えられて『ぜひやりたい』と言われて、うれしいより怖かった」と笑い飛ばしつつ「本をいただいてむちゃくちゃ面白い。これからのやりとりが楽しみです」と笑みを浮かべた。

 黒田は膨大なセリフ量に大苦戦。「過去最高に覚えにくい。同じセリフ、同じパターンを言い合っているので、どこでどの話をするのか頭の中がぐちゃぐちゃです」と、悪戦苦闘の様子を明かした。松竹新喜劇の川奈美弥生に、別室でセリフ覚えに付き合ってもらっている様子も挙げ「今回これがカチッとはまったら、かなり面白いと思います。その辺も見ていただきたい」と自信をのぞかせた。

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