女優の橋本環奈、福地桃子がダブルキャストで主演を務める舞台「千と千尋の神隠し」の中国公演が16日、中国・上海文化広場で開幕した。14日のプレビュー公演を含め、8月17日まで計42公演が行われる予定。

日本人キャストによる日本語での中国上演としては演劇史上最大規模になる。

 2022年3月に世界初演として帝国劇場にて開幕した同舞台。24年公演は3月に帝劇で開幕し、4月から6月にかけ国内ツアーを上演。並行してカンパニーが渡英し、4月~8月にロンドン・コロシアムで上演(135公演)された。

 上海文化広場は、主要施設がすべて地下にあるのが特徴で、地下型の劇場としては世界最大の規模を誇る劇場。席数は1949席で、主に国内外の演劇やミュージカル、バレエなどが上演されている。

 開幕前8日に中国で行われた会見では橋本は上海での楽しみについて「おいしいものを食べたい。やっぱり中華かな」と笑顔。ハク役の醍醐虎汰朗は「白酒を飲んだらべろべろに酔っ払っちゃった」と明かしていた。

 橋本は「皆さんに感動を届けられるように千尋として精いっぱい生きていきたい」と上海公演への思いも語った。

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