女優・遠野なぎこさんの公式ブログが17日に更新され、遠野さんが死去したことを親族が発表した。NHK朝の連続テレビ小説「すずらん」でヒロインを務めた人気女優が45歳の若さでこの世を去った。
「遠野なぎこ 親族一同」の名義でブログが投稿され「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」と公表した。そして「故人の名誉のため」と前置きして死因についても言及。「現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と説明し、愛猫は無事に保護されていることも伝えた。
2025年に入り、著名人の死去が続いている。1月28日には経済アナリストの森永卓郎さんが原発不明がんで死去。2023年末にステージ4のすい臓がんであることを公表し、闘病の様子をメディアで伝えていたが、67歳で力尽きた。
2月24日にはタレントでモデルの岸本梓さんが39歳の若さで亡くなった。日本テレビ系情報番組「ズームイン!!サタデー」のリポーターとして活躍。3人の子どもを残し、がんで永眠した。
また同28日には作家の曽野綾子さんが老衰で亡くなった。敬けんなクリスチャンで知られ、1970年出版のエッセー「誰のために愛するか」は200万部のベストセラー。
3月1日にはみのもんたさんが逝去。日本テレビ系情報番組「午後は〇〇 おもいッきりテレビ」、TBS系「朝ズバッ!」のMCなどでお茶の間をにぎわせた人気司会者の死去は世に衝撃を与えた。
3月11日には歌手で女優のいしだあゆみさん(享年76)が、甲状腺機能低下症のため死去。「ブルーライト・ヨコハマ」が69年に大ヒットし、NHK紅白歌合戦にも出場。ドラマ「北の国から」「金曜日の妻たちへ」「青春家族」など数々の話題作に出演した名女優だった。また4月23日には作家や脚本家などで活躍した大宮エリーさんが病気のため49歳で亡くなった。
そして6月3日には巨人の長嶋茂雄さんが肺炎のため死去した。89歳だった。王貞治と「ON砲」を組み、65~73年のV9を支えた“ミスター”がこの世を去り、日本中が悲しみに包まれた。
同じ6月12日には、大映の時代劇やNHK大河ドラマ「太閤記」などで活躍した女優の藤村志保さんが肺炎のため86歳で亡くなっている。