女優・蒔田彩珠(まきた・あじゅ、22)が、毒舌とかわいらしさという相反する魅力で輝きを放っている。読売テレビ制作の日本テレビ系ドラマ「DOCTOR PRICE」(日曜・後10時30分)で、医師専門転職エージェントの鳴木金成(岩田剛典)を支える事務スタッフ・夜長亜季役を好演。
ドラマの役どころは「毒舌を笑顔でごまかす」転職エージェントだ。
「鳴木さん(岩田)とお互い毒舌でお互いツッコミ。それを二人で何とかごまかしながら『鳴木さ~ん★』『夜長くん、言い過ぎだよ♪』みたいなセリフが、かわいらしいなと思います。私、あまりNGを出さないんですけど、医療業界の言葉が難しくて、よく(セリフを)かんじゃうんです。でも私よりはるかにセリフ量が多いはずの岩ちゃんさんは、ほとんどNGを出さず『(かんだのは)暑いから暑いから!』ってフォローまでしてくれる(笑)」
初タッグだが、もう「岩ちゃんさん」と呼んでいる。
「『(岩ちゃんで)いいよ、いいよ』って。すごく気さくな方です。よく『この撮影が終わったら何をする?』みたいな話をしています。私が『旅行! 韓国に行きたい』って言ったら、岩ちゃんさんオススメのごはん屋さんを教えてくれました。行かないと!」
転職エージェントに引っかけて、もし転職するなら?
「警察犬や補助犬のトレーナーになりたいと思っていました。そういう専門学校を見にも行きました。
趣味はギターとバイク。なかなかカッコいい。
「ギターは映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18年公開)で初めて弾いて、そこからハマってずっと続けています。バイクは元々、兄が乗っていたというのと、映画とかドラマとかで海外の女優さんが乗っているのを見て『乗りたい』って。今は250ccのアメリカンバイク。ゆくゆくはハーレーに乗りたいですね。さすがにまだ(経験は)ないですけど、バイクで現場に行ってみたいです。『おはようございま~す』って(笑)」
ドラマを見る視聴者に押さえてほしいポイントは。
「面白いのは、毎話毎話、豪華なゲストの方がたくさん出演してくださっていて、その方たちをいろんな方法でいろんな病院に売りさばいていくところです(笑)。その時の鳴木さんの“長ゼリフ祭り”はスカッとしますので、ぜひ見ていただきたいですね。
警察犬訓練士の役はなかった?
「ギリギリ、なかったですね(笑)」
◆蒔田 彩珠(まきた・あじゅ)2002年8月7日、神奈川県生まれ。22歳。7歳で子役としてデビューし、10歳だった12年に出演したドラマ「ゴーイング マイ ホーム」で是枝裕和監督と出会い、本格的に女優の道を志す。18年公開の主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で報知映画賞新人賞。20年の「朝が来る」で同助演女優賞。身長158センチ。