ダンスボーカルグループ「DA PUMP」が17日、東京・渋谷のNHKホールで全国ツアー東京公演を行った。

 3年ぶりのアルバム「BACK 2 DA UNITY」を引っさげて臨むツアー。

8月30日の愛知公演まで8会場8公演を駆け抜ける。今アルバムは「原点回帰」「温故知新」をテーマに掲げており、ボーカル・ISSAは「自分たちのルーツや育ってきた音楽をもう一回見直すことをコンセプトに作ったアルバム。過去曲もいい意味でブラッシュアップさせて今のDA PUMPしか見せられないようなライブの内容になっているんじゃないかなと思います」と胸を張った。

 今回のステージングはトータルプロデュースをISSAが、音楽やダンスパートをTOMO、演出をKIMIが中心となって手がけ、生演奏のバンド編成で構成。生歌唱や生パフォーマンスに重きを置いたノンストップのセットリストとなった。

 自身の“原点”についてISSAが「沖縄アクターズ魂みたいなものがいまだに根付いていて、さらにブラッシュアップしてきたものが今のDA PUMP。去年よりも今年の方がより仕上がった経験を積んで今の最高のものが見せられる」と言葉に力を込めた。

 KIMIも「長年積み重ねてきたものを自信を持って皆さんの前でパフォーマンスできるというのはすごくうれしいこと」と手応え。TOMOは「幅広いダンスジャンルが僕らの魅力。その辺が乗っかったステキなライブになっているんじゃないか」と6人の総力が結集した渾身のパフォーマンスに自信をみせた。

 ステージでは新曲の「Pon de SKY,Pon de STAR」や4人時代の振り付けを取り入れた「Rhapsody in Blue」、法被姿の「SUSHI PARTY」など多彩な24曲で大盛り上がりとなった。改めてライブシーンでの強さを見せつけ、ISSAは「もちろん作品を皆さんに届けるっていうのもありますけど、どうしてもボーカル&ダンスパフォーマンスチームとしては(ライブで)一体になったものを一番見てもらいたい」とライブグループならではの矜持(きょうじ)を明かすと、KIMIも「もうひと売れしたいんでお願いします!」とおちゃめに語った。

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