俳優で歌手の中島健人(31)が17日、東京・LINE CUBE SHIBUYAでソロ初の全国ツアー「“N/bias”巡(ノンバイアスジュン)」(7都市12公演)の千秋楽を迎えた。昨年12月にリリースした初アルバム「N/bias」の収録曲を中心に全16曲を披露した。
渋谷のど真ん中に、ケンティー節が響き渡った。Sexy Zone(現timelesz)時代のソロ楽曲「CANDY~Can U be my BABY~」で開幕。「国宝級のライブにようこそ」「俺と一緒に熱くなれるの?」などと呼びかけると、U:nity(ファンの呼称)による「ケンティー」の大歓声が響き渡った。
昨年3月にグループを卒業後、ソロ活動を重ね、アイドルとアーティストの両面を磨き上げた。満開の笑顔でアイドルソングの「JUST KENTY☆」を初披露したかと思えば、初シングル「MONTAGE」では雰囲気を一変させた。客席を練り歩き、ステージ上では生着替え。歓声を浴びた次の瞬間、息が上がるほどの激しいパフォーマンスを繰り出して魅了した。
MCでは、グループ時代も含めて初となる海外公演(9月14日、台北)を発表。初のソロツアーを駆け抜け、「やっぱ、ライブって楽しいね」とうなずいた。
「俺、すげえやつになりたいのよ。稚拙な表現だけど、とにかく、すごくなりたい。絶対に東京ドーム行くから。
ファンの思いを一身に受け止め、中島は宣言した。「俺が、お前たちの一番星になるから」(田中 雄己)