7月10日、富士山・静岡県側の開山日に取材に行きました。バリケード解除の取材だったため、登ったのは6合目までですが、やはり開山日は特別感があります。
朝6時に会社を出発。標高が上がって空気が薄くなり、モワっとしていた夏の暖気が冷えます。何度も登っているカメラマンと「これですよね!」と心を弾ませながら5合目に到着。見ると、登山者の方が目を輝かせています。この高揚感がたまらなく好きで、6合目までなのに「パパ、富士山登ってくるね」と息子には偉そうに伝えていました。
今年は条例により登山規制が行われ、入念な事前準備の他、山梨県側と同じ入山料4000円徴収など、新たな富士登山が始まった年にもなりました。
そんな中、海を越え、カナダやデンマークなど海外からの登山者も。そこで出会ったのは台湾の4人家族。「子供に成長して欲しくて、登ることにした」と、お父さんは白い歯を見せます。海外の方が日本文化に触れ、成長の場として富士山を選んでくれているのだと実感し、改めて誇らしく感じました。
帰宅後、息子からの手紙があり、そこには…。「ふじさんつれてって。」。