7月19日の函館11R・マリーンS(3歳上オープン、ダート1700メートル=14頭立て)は、3番人気のピュアキアン(牡4歳、美浦・竹内正洋厩舎、父ホッコータルマエ)が最後の直線で差し返してオープン初勝利を飾った。勝ちタイムは1分43秒8(良)。
好スタートを決めると手綱を動かしてハナを奪う。道中はマイペースに持ち込んだかに見えたが、3コーナー手前からペプチドソレイユのまくりが入ると、ペースアップをして応戦。一度は完全に先頭を譲ったが、最後の直線では吉田豊騎手の懸命の鼓舞に呼応して再び先頭に立つと、迫る後続に1馬身3/4差をつけて押し切った。
吉田豊騎手は「外に速い馬がいたので、行くようだったら砂をかぶりたくなかったので外めの2番手でもいいと思っていたけど、1、2コーナーまでは理想的な形でした。まくってくる馬がいて、この馬は反応が遅いので行ききられそうになったけど、何とか頭だけ入れることができてうまく踏ん張れました。1700メートルがどうかと思ったけどうまく逃げられたし、これで賞金が加算できたので長い距離のダートで頑張ってくれれば」と今後を見据えた。