参院選は20日、投開票された。新潟県選挙区で自民党から立候補していた新人でシドニー五輪競泳女子100メートル背泳ぎ銀メダリストの中村真衣氏は、立憲民主党の現職・打越さく良氏に敗れ、初当選ならなかった。
同県長岡市出身の中村氏は、党派閥の裏金事件を受けて自民党新潟県連がイメージ刷新を図る狙いで行った候補者の公募で昨年9月に選ばれ、同年11月に党が正式に候補者として発表していた。
自らの競技経験を元に、「スポーツと文化振興で人生100年時代へ!」などをスローガンに選挙戦を展開。アスリート仲間に加え、小池百合子東京都知事などの応援を受けてメダリストの知名度を武器に無党派層への浸透を図ったが、政府への批判票を集約した打越氏には及ばなかった。