参院選の投開票が20日、行われた。参政党から東京選挙区で出馬した新人のさや氏が初当選を果たした。

 当選を受け、同党の神谷宗幣代表から花束を受け取ったさや氏は「いまだに信じられないような気持ち。たくさんの方にご支援いただいた成果だと思っている」と心境を吐露。「著名な方も多くいらっしゃる候補者32人の中で、まさかこういう形で当確をいただけるとは奇跡的なことだと思います」と柔らかい笑みを浮かべた。

 選挙戦を振り返り「夏の選挙なので過酷な日々が続いてました」と回想。「雨が降る日も太陽が照りつける日も必死に食らいついていく選挙だった」としつつ「自分の考えを訴える機会があること自体がありがたかった」と感謝した。

 9日は自身のもとに殺害予告が届いていたことも明らかになり「一番残念だったことは、街頭演説の現場で(有権者と)直接触れ合える機会を奪われたこと」と険しい表情も。「候補者として恐怖を感じましたし言論封殺にあたると思うのでやめていただきたいと思いました」と訴えた。

 参政党は「日本人ファースト」を掲げていたことから、一部から「外国人差別では」と指摘する声もあったが「日本を自立の道へ皆さんが豊かになることを目指して言ってきた」と強調。自身の当選を通して「そこを理解いただけたのかなと思います」と胸を張った。

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