「爆笑問題」の太田光が20日放送のTBS系参院選特番「選挙の日2025」(午後9時)に出演し、躍進を遂げた国民民主党の玉木雄一郎代表と“直接対決”した。
午後8時の同局の出口調査発表で予想議席数は与党の自民、公明の過半数割れが濃厚に。
「もっと政策のことを聞いてもらいたかったですね。そうしたら、もっと動画の再生回数も多かったと思うんですけど」と玉木氏に返され苦笑。「今回、今の自民党とは組めないとおっしゃいましたが、時間がないですよね。日米関税交渉に関して。玉木さんの手取りを増やすという政策もトランプさんとの交渉次第によっては実現できない可能性も出てくる。国民が支持したのは若者たちの手取りを増やしてほしいってことだけど、大きな意味で言うとできなくなる可能性がある中で玉木さんがリーダーシップを取らなきゃいけない状況が今、来てるんじゃないか? 玉木さんがもっと積極的に石破さんに投げかけてトランプさんとの関税交渉もリーダーシップを取っていくというのは?」と問いかけた太田。
これに対し、玉木氏は「今は交渉を石破政権がやってますから。8月1日という期限にどういう結果が出るか見定めたい」とした上で「去年からずっと申し上げてきたのは、もう少し国民の生活に寄り添った政策をやるべきだということ。即効性があって国民の皆さんの求めている政策をやらないから」と石破政権を批判。
「国民民主を裏切るのは構わないですよ。
「リアリティーの問題として25%の関税をかけられた場合、日本は国難になりますよね。そうした場合、我々の主張が受け入れられなかったとか言ってる場合じゃないと思うんです。そういった場合、野党を一つにまとめて自民党と一緒にアメリカに対峙(たいじ)するってことを僕は期待してしまう」と引かない太田に、玉木氏は「太田さんが言っている通りで政争は水際までと我々は申し上げてます。国益に関わることはいたずらに争うものではないと思ってますから。対外的な政策については国益最優先で判断していくのは、これからもそうしていきたいと思っています」ときっぱり。
「ちゃんと野党でまとまってオールジャパンになれるのかどうかを期待したい」と言う太田に玉木氏は「野党をまとめるとかって発想自体が古いと思う」とバッサリ。「今回、我々が躍進した一つの理由は自民でもない、旧民主でもない新しい勢力に頑張ってほしいということの現れだと思ってます」と言い切っていた。