「爆笑問題」の太田光が20日放送のTBS系参院選特番「選挙の日2025」(午後9時)に出演し、苦戦を強いられた自民党の石破茂首相と“直接対決”した。
午後8時の同局の出口調査発表で予想議席数は与党の自民、公明の過半数割れが濃厚に。
進退について、続投の意思を明かしながらも「軽々に申し上げられない。政治空白を作らないことを常に考えないといけない」と口にした石破氏に対し、太田は「僕の本音を言えば、日米交渉は今まで赤沢さんと石破さんが中心になってやってきたもので、これはなんとしてもやり切ってほしいなというのが僕の本音です。でも、国民の状況からすると、そうではない可能性もありますよね」と指摘。
「選挙中でも(米側との)交渉をやってきましたし、国益のために全力で交渉をやるということです」と話した石破氏に太田は「今回の結果すべてが石破さんのせいだとは思わないんですけど。石破さんは前回の衆院選の時もそうだけど、一貫した政策の人だと思ってたんだけど、総理、総裁になった時に『ブレたな』と僕は石破さんに対して失礼ながら言いました。石破さんに期待していた国民が今回、これだけ離れた。もちろん、石破さんだけでなく、自民党全体へのイメージの問題もあったと思うんですけど?」と問いかけ。
これに対し、石破氏は「国政っていうのは一瞬たりとも停滞してはいけない。私が訴えてきたいろいろな政策が野党の皆さんはもちろん、自民党の中でもきちんと議論をして答えを出していかなければならない。衆院でも少数与党の中で、私はこうなんだって言って自民党の中でいろんな議論が沸騰する、一方で野党の方とも協議する。極めて国家運営の面において難しい面がありますよね」とポツリとつぶやいた。
太田が「申し訳ないけど、今の石破さんの状態は交渉相手のアメリカから見ても、このリーダーと話しても意味がないんじゃないかと思われる状態にあるのも確かなんじゃないかと思うんですけど、ご自身の考えは?」と指摘すると石破氏は「誰が政権を取ったとしても、日本であれ、アメリカであれね。何が本当にお互いに国益を最大化することになるのかです」と答えていた。