◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)男子千葉大会 日本3(25―21、25―19、25―23)0米国(20日・千葉ポートアリーナ)

 決勝大会進出を決め、日本代表のロラン・ティリ監督は「戦術通りのプレーしていい結果につながった。今日は勝たないとファイナルにいけない状況で、選手たちも試合に向けてプレーをしないといけない状況だった。

今日は日本のバレーを見せることができた」と満足そうに振り返った。ドイツ、アルゼンチン戦の接戦を制し、ブラジル戦も可能性を感じたという。決勝大会については「全ての大会でメダルを目指している」ときっぱり。

 千葉大会から合流した石川祐希主将(ペルージャ)と高橋藍(らん、サントリー)については「彼らはチームの柱。彼らのスキルは知っているし、影響力も知っている。いい形で影響力を与えてくれている。これからは、よりお互いを知るために時間をかけていく」と絶大な信頼を寄せている。

 フランスを東京五輪で金メダルに導いて以来、4年ぶりにナショナルチームの監督となった。「選手の質、モチベーションが高い。お互いを尊敬し合っている。そういう態度を見ているので、非常にエンジョイしている。よりチャレンジとして楽しみたい」

 28年ロサンゼルス五輪でメダルを取るのが最終目標だが「フランス代表の9年間は、初年度からメダル獲得の意識を常に持ち続けていた。

日本もその気持ちを常に持ち続けて、そこからチームを発展させたい。特に勝ち負けだけに考えていると、それだけに終わってしまう。メダルを目標にして試合に臨んでいけば、試合に負けた時になぜ負けたのか、次の試合に持ち越せる、それが重要」と3年後にしっかりと照準を合わせていた。

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