◆J1第24節 清水2―0横浜FC(20日・アイスタ)
J1清水エスパルスはホームで横浜FCを2―0で退け、リーグ6試合ぶりの白星を挙げた。前半アディショナルタイム(AT)に相手退場で数的優位となり、後半14分、MFカピシャーバが先制弾。
今季初めてチケット完売したアイスタが歓喜に包まれた。リーグでは5月25日の神戸戦以来、約2か月ぶりの勝ち点3。清水・秋葉忠宏監督(49)は「選手に感謝したい」と笑顔を見せた。
前半43分、MF宇野禅斗が負傷交代。E―1選手権でA代表初選出を果たし「高みを目指したい」と誓っていた若きボランチが無念の形でピッチから退いた。だが同ATに相手MFユーリ・ララ(31)が一発レッドで退場すると一気にムードが変わる。押し込む時間が増し、後半14分にはゴール前でこぼれ球に食らいついたMFカピシャーバが2月22日の新潟戦以来のゴールとなる先制弾。同27分にはMF中原が左足で豪快に決めて突き放した。6月7日に長男誕生後リーグ初ゴールとなったレフティーは「思い切ってニアを狙った」と胸を張った。
16日の天皇杯・湘南戦で結果を出したGK梅田透吾が先発に抜てきされ4試合ぶり無失点に貢献。
清水GK梅田透吾(J1では5年ぶり先発。天皇杯・湘南戦と合計で210分無失点)「たくさん声援をいただいて、こんなに力になるんだと感じた」