◆大相撲名古屋場所10日目(22日・IGアリーナ)
新横綱・大の里(二所ノ関)は、西前頭4枚目・玉鷲(片男波)に突き落とされ、3敗に後退した。左を差し、右上手を取って出ていったが、玉鷲の右から突きで土俵下に落ちた。
4日目の東前頭2枚目・王鵬(大嶽)、8日目の東前頭4枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)に対して、ともに悪癖の引き技が出てしまい黒星を喫した。前日は小結・高安(田子ノ浦)に強く当たり、右を差し一気に寄り切った。「すべてにおいて良くなかったので、同じようにならないようにした」と、負けた相撲の反省を念頭に、勝利につなげたが、この日は勝ち急いだのか土俵際で逆転を許した。40歳の玉鷲に金星を配給し、新横綱Vに向けても痛恨の黒星となった。