◆大相撲名古屋場所10日目(22日・IGアリーナ)

 西前頭8枚目・一山本(放駒)は、西前頭5枚目・明生(立浪)を押し倒し、1敗で単独トップを守った。過去3戦全敗の相手に、頭を下げて当たり、突き押しで一気に押し切り、初めて白星を挙げた。

 前日は、中大の後輩、豪ノ山との対戦で「負けたくない気持ちがあった」と、強く当たって突き放し、すかさず引き落としており、前に出る相撲で白星を重ねている。北海道出身力士の優勝は1991年春場所の横綱北勝海(現八角理事長)が最後。一山本は「一番でも多く勝てるように頑張ります」と無欲を強調している。

 

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