◆大相撲 ▽名古屋場所10日目(22日、IGアリーナ)
新入幕の東前頭14枚目・草野(伊勢ケ浜)が勝ち越しを決めた。業師の東同9枚目・宇良(木瀬)を立ち合いから突き押しで攻め立てた。
前日9日目は元競輪選手の父・信一さんが熊本から観戦に訪れたが、隆の勝に敗れて連勝が5で止まった。「情けない相撲で」と謝ると、「切り替えて」と励まされた。立て直して勝ち越しを決め、「ホッとしてうれしい。連敗しないで良かった」と安どした。
優勝争いでも首位の一山本と1差を守った。部屋の先輩で昨年春場所の尊富士以来の新入幕Vも狙える位置にいるが「意識すると硬くなる。少し意識していい緊張感を持って、次は2桁勝って三賞を取りたい気持ちがある」と足元を見据えた。