◆第60回関屋記念・G3(7月27日、新潟競馬場・芝1600メートル)追い切り=7月23日、美浦トレセン

 昨年の秋華賞2着馬で、前走のヴィクトリアマイル16着から巻き返しを狙うボンドガール(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ダイワメジャー)が、以前よりも折り合いに進境を見せた。Wコース単走で前半はいつものように頭の高いフォームながら、じっくりとしたペースで運んで6ハロン82秒3―11秒9で最後は強めに追ってフィニッシュした。

 この中間から前進気勢の強い馬を御しやすくなると言われるユニバーサルビットに馬具を工夫するなどして、効果は出てきている様子だ。手塚久調教師は「よく我慢しましたよ。左回りの方が若干かかるけど、許容範囲かな。息も悪くなかった。大丈夫です。(中間に)Wコースで2本やれたのは進歩ですよ」と合格点を与えた。

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