◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 正規王者アントニオ・バルガス―同級2位・比嘉大吾(7月30日、横浜BUNTAI)
元WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王者でWBA世界バンタム級2位・比嘉大吾(29)=志成=の挑戦を受けるWBA世界同級正規王者アントニオ・バルガス(28)=米国=が23日、来日した。
ドエル・モンテス・ヘッドコーチらと羽田空港に姿を見せたバルガスは「長時間のフライトでもずっと寝られたのは体調はいい。
バルガスは昨年12月、ウィンストン・ゲレード(ニカラグア)とのWBA世界同級在王座決定戦に10回TKO勝ちし、暫定王座を獲得。WBA世界バンタム級王者は堤聖也(29)=角海老宝石=だったが、左目の手術を受けたため、バルガスが正規王者となり、堤は休養王者となった。その後、暫定王者には世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(42)=フィリピン=が就き、バンタム級戦線は混沌(こんとん)としている。
「比嘉選手はグッドファイター。過去の試合は2試合見たし、しっかり研究している。僕のベルトを取りに来るだろうから奪われないようにしたい。アウェーになるけど、エキサイティングな試合を見せられるようにしたい」とバルガス。比嘉の攻撃については「オーバーハンドフックに気をつけたい」と警戒した。
戦績は、バルガスが19勝(11KO)1敗、比嘉が21勝(19KO)3敗2分け。
試合はU―NEXTでライブ配信される。