◆報知新聞社後援 全農杯全日本卓球選手権▽ホープス・カブ・バンビの部 第1日(25日・グリーンアリーナ神戸)

 小学生以下の卓球日本一を決める「全農杯 全日本卓球選手権大会」はホープス(小学6年以下)、カブ(小学4年以下)、バンビ(小学2年以下)の3部門で男女の1次リーグが行われ、ホープス男子は富田亜惺(あせい、6年)=愛知・グランスター=が2試合連続ストレート勝ちで決勝トーナメントに進出。同年代のナショナルチームでも活動している有望株が、初優勝へ順調に勝ち進んだ。

26日から始まる決勝トーナメントはシード選手が登場する。

 自身最後の全農杯を優勝で締めくくるべく、富田が好スタートを切った。「めっちゃ緊張しました。(初出場した)2年のころは誰が強いとかもあんまり分かってなかったから緊張せずにできたけど、今は誰が強い、とか分かるので。(小学校)最後の年だし緊張します」とはにかんだが、3選手で争われる1次リーグでは力の差を見せつけ、1ゲームも落とすことなく連勝。「思ったよりできました。相手より多く攻めることができた」と振り返った。

 小学1年から競技を始め、現在は12歳以下の選手を強化する「ホープスナショナルチーム」の一員としてプレー。「(レベルが高い環境で)打ち合ったりできるのが楽しい。上手くなってるなって感じます」と成長を実感できているという。昨年の全農杯はベスト16で敗退し、3年時にカブの部で4強入りしたのが最高成績。「優勝するためにミスを減らすことを意識したい。

将来のことはあまり考えてないです。まずは優勝? はい」と頂点を見据えた。

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