アントニオ猪木さんらとの激闘で知られ、日本でも人気が高い米プロレスラーのハルク・ホーガン(本名テリー・ジーン・ボレア)さんが24日、米南部フロリダ州で死去した。71歳だった。

 2003年10月に東京ドームで対戦した蝶野正洋は25日、スポーツ報知の取材に「ショックですね。偉大なレスラーであり、雲の上のスーパースターです」と追悼した。

 憧れの存在で「アントニオ猪木さんとホーガンさんの試合を見て、プロレスに興味を持った。サッカー少年だったから、もしいなかったら、プロレスラーになっていなかったかもしれない」。さらに「昔ながらのレスラー魂を持ちながら、グッズ売り上げの仕組みを確立したスーパービジネスマン。プロレスを新時代のエンターテインメントスポーツに押し上げた大功労者」と最大限の敬意を表する。

 気さくな人柄も魅力だった。「近寄りがたいカリスマではなく、陽気なアメリカン。遠征の時も自分でバッグを持って移動していました。これほどの人物は二度と出てこないでしょうね」と別れを惜しんだ。

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