今年の札幌競馬が7月26日、開幕した。オープニングの札幌1R・2歳未勝利(芝1200メートル=12頭立て)は、今年の日本ダービーを勝った北村友一騎手が乗った単勝3番人気のショウナンカリス(牝2歳、美浦・加藤士津八厩舎、父リアルスティール)が中団から運ぶと、直線で鋭く伸びて差し切った。

1馬身1/4差の2着に1番人気のファニーバニー(鮫島克駿騎手)が入り、さらにハナ差で2番人気ハルヒメ(小林美駒騎手)が続いた。勝ちタイムは1分8秒9(良)。

 札幌競馬場はフリーパスの日ということもあり、朝から多くの観客がつめかけていた。引き上げてくる時に「さすがダービージョッキー」など、観客から声が上がった。北村友一騎手は「小柄な牝馬ですが、いい反応を持っていますね」と振り返った。

 管理する加藤士調教師は「3回目でどうかと思ったけど、プラス体重で出られましたし、硬さもなかったです」と笑顔だった。この後はすずらん賞(8月30日、札幌芝1200メートル)を視野に入れる。

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