サッカーを中心としたスポーツエージェント会社「ユニバーサルスポーツジャパン(USJ)」が25日、都内で主催する交流イベント「USJ Night 2025」を開催した。スポーツ界と経済界をつなぐこのイベントには、同社がサポートする柏の日本代表FW垣田裕暉らJリーガーをはじめとして、指導者、企業経営者やスポンサーなど約150名が参加。
リバプールの日本代表MF遠藤航、バイエルンの同DF伊藤洋輝ら数々の有力選手をサポートする同社。取材に応じた同社の元榮太一郎会長は「当然、選手には現役中にはサッカーに向き合ってもらいたいのですが、応援してくださる多くの方々とふれあうことが、新しい人生のきっかけにつながるようなこともあります。選手にとっても新たな付加価値を作りたいと考え、こういった会を設けています」と述べた。
サッカー界では移籍やキャリアをサポートするエージェントの存在が必要不可欠となっている。元榮会長は「私は元々、弁護士ですから、クライアントのためにベストを尽くす、ということをやってきました。サッカーでも選手や監督をクライアントと捉え、その期待を超えるような環境をつくりたい、と考えてきました。これからはサッカーをコア(中核)として、スポーツ、文化、芸能、様々な形でエージェントスタイルを日本でどんどん広げていきたい、と思っています」と今後の展望を明かした。
移籍のサポートだけにとどまらず、選手と企業のアンバサダー契約や、海外移籍に向けた語学教育支援なども行うエージェントの形を、日本のスポーツ界や異業種にも広げていくことを目標とした元榮会長。「サッカーはグローバルスポーツなので、グローバルスタンダードが最も浸透しやすい環境でした。エージェントスタイルは時代の要請として、サッカーだけではなく波及していくと思います」と未来を見据え、サッカーの枠を超えた社会的インパクトを目指していくことをイメージしていた。