今年11月3日にカタールで開幕するU―17W杯まで、26日であと100日となった。カタール代表FWアルモエズ・アリ(28)が、同国で行われる世界大会に向け「U―17W杯は、次世代の選手たちにとって大きなモチベーションとなるでしょう。

彼らは皆、ピッチで最高のパフォーマンスを発揮することを目指しています。この経験が将来にとってどれほど重要かを、彼らはきっと理解しているはずです」と期待をかけた。

 同大会はカタールが世界に誇る競技複合施設・アスパイアゾーンで開催され、決勝は22年カタールW杯試合会場となった8つのスタジアムの一つ、ハリーファ国際スタジアムで行われる。カタール代表として123試合に出場し、60ゴールを記録したアリは、大会の会場となるアスパイアゾーンの中心施設である名門アスパイア・アカデミーの卒業生。アスパイア・アカデミーの卒業生のみで構成されたU―20カタール代表の一員として、2014年のアジア選手権で優勝を果たした。その後も、カタール代表として、2019年と2023年のアジア杯連覇にも貢献した。

 「学生としてアスパイア・アカデミーの一員として、学業とサッカーがシームレスに融合した環境で過ごしたことが、サッカーをフルタイムで追求する大きな励みとなりました。ヨーロッパ、アフリカ、南米の強豪チームと対戦しました。そのような強豪チームと競い合うことは、私たちにとって本当に重要でした」と当時の経験を明かした。

 開催国のカタールは、イタリア、南アフリカ、ボリビアと同じA組。また日本はモロッコ、ニューカレドニア、ポルトガルと同じB組に入っている。U―17日本代表は、6月5日にスペインで行ったU―17カナダ代表との親善試合に4―1、同6日には本大会でも対戦するU―17モロッコ代表に2―0と勝利。

鹿島FW吉田湊海やFC東京MF北原慎、横浜MのFW浅田大翔らがゴールを決めている。

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