高安、優勝争いの壁に　熱海富士を下して２桁王手「９と１０では違う。最後勝って来場所につなげたい」
高安（右）が下手投げで熱海富士を下す（カメラ・今西　淳） 画像（1枚）

◆大相撲名古屋場所１４日目（２６日・ＩＧアリーナ）

　小結・高安（田子ノ浦）が東前頭１０枚目・熱海富士（伊勢ケ浜）を豪快な下手投げで下し、９勝目を挙げた。過去１勝３敗と分が悪く、優勝戦線に残っていた熱海富士を止め「慌てないで相撲が取れたのが良かった。

きれいに投げられたので、気持ち良かったですね」と納得の表情だった。

　千秋楽が新入幕優勝を狙う草野（伊勢ケ浜）と対戦する。自身は三役での２桁勝利に王手をかけている。「何とか終盤までしっかり体力が持ってくれた。明日最後なので全部出し切って、ゆっくり休みたい。勝って、２桁で来場所につなげたいですね。９（勝）と１０（勝）では違うので」。三役として壁になり、大関取りの起点をつくる。

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