◆ラグビー・テストマッチ「太陽生命チャレンジシリーズ2025」 女子日本代表 30―19 女子スペイン代表(26日、秩父宮ラグビー場)

 世界ランク11位の日本代表は、同13位のスペイン代表に30―19で勝利。19日の第1戦(32〇19)に続く2連勝で、レスリー・マッケンジーHCは「こういった形で2連戦を勝ててうれしい。

W杯に向けた準備を進められている手応えを感じている」と結果にうなずいた。

 日本は前半13分、敵陣深くのスクラムを起点にWTB香川メレ優愛ハヴィリが先制トライ。この時間帯はスペインに続けてイエローカードが出て数的有利だったが、敵陣にいながらスコアできない時間帯もあった。8月22日開幕のW杯イングランド大会に向け、残すテストマッチは強豪のイタリア戦(8月9日)だが「同じようなチャンスは、イタリア戦では見られないと思う。チャンスは無駄にはできない」とHC。フランカーの長田いろは主将も「ミスからプレッシャーを受けることもあった。自分たちのやってきたことを正確に出せるようにしたい」と反省も忘れなかった。

 この日は、女子15人制では最多となる5244人が秩父宮に集まり声援を送った。長田主将は「女子ラグビーの認知度が少しずつ上がっていると実感している」と感謝。W杯に向けた壮行イベントでは激励メッセージも流され「色んなかた、お世話になった方のコメントは本当に力になるし、その言葉を胸にW杯に戦いに行きたい」と、初の8強進出へ気持ちを高めた。

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