女優の森田望智(みさと)が、来年1月に東京芸術劇場で上演される藤原竜也主演の舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で舞台初出演することが28日、分かった。
原作は作家・村上春樹氏が1985年に発表した同名小説。
森田は舞台初出演に「これまで憧れ続けてきた舞台という場所で募る想(おも)いを昇華できる喜びと、原作で感じたその何かを探求できる日々がこれから始まることにドキドキしています」とコメント。「舞台は何度も上演されますが、その一公演一公演は、その瞬間にしか存在しない特別なもの。お客さまの記憶の中にだけ残り続ける、舞台ならではの刹那的な魅力を肌で感じたいと思っています」と本番を見据えた。
演じるのは藤原の相手役だといい「キャストの皆さんと『こうかもしれない』『ああかもしれない』と試行錯誤を重ねながら探求していく中で、当初の自分では想像もできなかった領域に踏み込める気がしていて、本当に楽しみです」と胸の内を吐露。藤原のほか、アルベールビル冬季オリンピックの開・閉会式を手がけたことで知られるフィリップ・ドゥクフレ氏が演出を担当するなど、そうそうたる顔ぶれが並び「大きな背中に力の限りついていけるよう精いっぱい走り切ります!」と誓った。