歌舞伎俳優の市川中車、市川壱太郎、尾上右近、市川團子が30日、都内で「立川立飛歌舞伎特別公演」(10月23~26日、立川ステージガーデン)の製作発表を行った。

 今年で3回目となる「立川歌舞伎」。

今回は右近、藤間康詞による「連獅子」と藤間勘十郎脚本・演出で「新説 小栗判官」を上演。團子が小栗判官、壱太郎が照手姫、中車が横山大膳の配役。大量の雪を降らせる演出、左右両方からの宙乗りも見どころになりそう。

 座頭の中車は「今回の“小栗判官”は父(2代目市川猿翁)が汗水を流して復活させた歌舞伎をもとにした演目。息子の團子がこんなに早い段階でやるとは思わなかった。浪七との2役で大車輪の活躍になるが、感無量です」。團子は「この年(21歳)で身に余る大役。しっかり覚悟を持って誠心誠意つとめる」と話した。市川青虎、市川笑三郎、市川笑也、市川猿弥が共演。

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