7月22日にグループ名を「KinKi Kids」から「DOMOTO」に改名した堂本光一(46)が1日、東京ガーデンシアターで俳優・井上芳雄(46)とダブル主演する「『ナイツ・テイル ―騎士物語―』ARENA LIVE」(2~10日)の取材会に出席した。

 世界的演出家ジョン・ケアード氏が、シェークスピア最後の作品として知られる「二人の貴公子」をもとにミュージカル化した「ナイツ・テイル」をライブで表現する意欲作。

18年初演や21年に再演を行った帝国劇場の収容人数1800人に対し、今回の会場は6000人超え。全12公演で7万5000人超を動員する。

 光一は、前代未聞のスケールに「お客さんが入って最終形態がどんな形になるか、いまだに想像つかない」と未知の景色に胸を躍らせる。“アリーナライブ”とうたっているものの、騎士アーサイトとして歌唱や芝居、殺陣と大忙しで「稽古の時点で衣装が裂けた。千秋楽にはびりびりになっているかも」と熱演ぶりを明かす。

 井上は、アーサイトのいとこの騎士を演じる。グループ名を改名後、初の公の場となった光一について「光一君を取り巻く状況がどんどん変わり、更にいろんな話ができるようになった。光一君の世界が広くなっているなと感じ、刺激を受けている」と告白。光一は、自ら改名に関して言及しなかったものの、井上の言葉に小さくうなずいた。

 普段はオーケストラピットなどに収容されるオケが舞台上で生演奏を届け、観客は楽曲に合わせてペンライトを振るなど演出も異例ずくめ。光一は「新たな演劇ができた。お客さんにも『ナイツ・テイル』の世界に浸ってほしい」。

演劇の新時代到来の予感とともに、自らの新章を踏み出す。(奥津 友希乃)

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