女優の菊池日菜子が2日、都内で映画「長崎―閃光の影で―」(松本准平監督)の舞台あいさつに出席した。

 「閃光の影で―原爆被害者救護赤十字看護婦の手記―」が原案。

原爆投下直後の長崎で若き看護学生たちが命を救おうと奔走。少女達の視点から原爆投下の悲劇を描いた。

 前日に公開を迎えたが「正直なことを言うと100パーセント華々しいという感じというよりは、どこかちょっと緊張感だったり不安もある」と率直な思いを口に。続けて「何か未来が変わるんじゃないかという前向きな予感を感じているので8月1日を楽しみにしていました」と話した。

 全てのセリフが長崎弁。菊池が福岡出身ということもあり、松本監督は「全部放置プレー」と任せっきりだったと明かすも、菊池は「(長崎出身の)監督が、全セリフにイントネーションを入れた音声を入れてくれた。直前に聞いたりして頭の中にある状態でやっていた」と明かした。

 主題歌は、福山雅治がプロデュース、ディレクションを担当。菊池は福山とレコーディングで対面。「すごく硬直していたので、ほぐすために親身になって近い距離でお話ししていただいた」と感謝した。

 最後は平和への思いも口にした。今もなお、戦争が起きている国がある現状に「無差別に奪われる命があって良い訳がないと断言できる」とキッパリ。

「平和への願いを強く高く持って、何か関われたらいいなと思います」と思いを強くした。

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