3人組ロックバンド「BRADIO」が2日、東京・日比谷公園大音楽堂で結成15周年記念ワンマンライブを開催した。

 結成15周年の節目を迎え、ボーカルの真行寺貴秋は「最初のうちは楽しければいいや思ってやってきたんですけど、まさかここまで続くようになるとは。

良いことも大変なこともありましたけど、全部ひっくるめてそれがなかったら今はなかった」としみじみ。ベースの酒井亮輔は「スタッフ含めチーム一丸となってこういう1日(ライブ)を一生懸命作ってくれた。周りの皆さんのおかげで成り立ってるのは間違いないので本当に感謝しています」と心境を口にした。

 この15年で変わったものを問われると真行寺は「昔はとがっていた部分があった。良い意味で丸くなれたかなと。ちゃんと人のハッピーを願えるような人間になれたんじゃないかなっていうのは、変わった部分かなと思ってます」と告白。一方で変わらないものについてギターの大山聡一は「いろいろ考えてライブをやっているんですけど、最終的に帰るときにめちゃめちゃハッピーだったなという気持ちで帰ってもらいたいというところの根幹は、15年間繰り返してるかなという感じはしています」と胸を張った。

 ステージでは15年の思い出を巡らせながら「Flyers」など全22曲を披露。今後について真行寺は「とにかく我々の音楽で人が笑ってくれたらそれでうれしいという思いがある。笑ってくれてありがとうという気持ちで続いていけたらなという風に思います」と自然体を貫いていた。

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