J1川崎の新外国人2選手が3日、麻生グラウンドで行われた全体練習後に取材に応じた。元クロアチア代表DFフィリップ・ウレモビッチ(28)=前ハイデュク・スプリト=、元U―19セルビア代表FWラザル・ロマニッチ(27)=前ボイボディナ=はともに、2日に完全移籍での加入が発表になったばかり。

この日は約1時間半、ファン・サポーターが見守る中、ミニゲームなどフルメニューをこなした。

 ウレモビッチは、184センチのセンターバック。会見では「長年欧州でプレーしてきたが、日本というまだ知らない場所でチャレンジしたいと思い、決断した。日本の文化を学ぶこともそう。家族のためにもなると思い、この挑戦を受け入れた」と抱負を述べた。

 2020年には代表デビューし、通算で6試合に出場した経験を持つ。新天地では、トットナムに移籍した日本代表DF高井幸大の代役としても期待が大きく「自分の役目としてはとにかく失点を減らすこと。ここ2、3年、多くの失点をしてしまっているというのも分かっているので、役割を果たしたい」と意気込みを語った。

 闘志むき出しで戦う、ファイターのようなプレースタイル。「ピッチに立つとかなり感情的になることもあるが、常に100%を出して、勝ちたい気持ちをあらわにしている。普段とは全然違う性格になる。自分の中では2つ違う面があることは良いことだと思う」とうなずいた。

 早ければ9日・福岡戦(U等々力)でデビューする。強じんなディフェンダーは「スタメンで出られるかは分からないが、この気候、日本の暑さに慣れていきたい」と話した。

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