7月11日からエクアドルで行われていた第10回女子コパ・アメリカ(南米選手権)は2日、決勝が行われ、ブラジルがPK戦の末にコロンビアを下して9度目の優勝を遂げた。

 前半25分に先制を許す。

ブラジルは前半終了間際に追いついたが、後半24分にコロンビアに再びリードを奪われた。それでも同35分に追いつくと、世界最優秀選手に5度選ばれているMFマルタを投入した。

 後半43分に3点目を奪われたが、マルタが試合終了間際にミドルシュートを決めてみたび同点に追いついた。延長前半15分には左からのクロスをマルタが右足で決め、初めてリードに成功したが、延長後半10分、FKを決められてPK戦に突入。ここまで活躍してきたマルタが外すなど7人目までもつれた結果、ブラジルに歓喜の瞬間が訪れた。

 大会MVPにも選ばれたマルタは試合後、「PKを失敗した時は泣きそうになった。でも、みんなが『大丈夫、きっと勝つから』と励ましてくれた。このチームは、本当に素晴らしい」と笑顔だった。

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