女子プロサッカー「WEリーグ」は4日、25―26シーズンのキックオフカンファレンスを都内のホテルで開催した。12チームの選手が参加し、それぞれリーグ5季目となる新シーズンへの思いを語った。

昨季の女王・日テレ東京Vは、開幕戦から昨季2位のINAC神戸といきなり対戦。同イベントに出席したMF菅野奏音は「ベレーザに戻ってきた選手、他のチームの新加入と、今年は濃いメンバーがそろっている。チームがこれからどう成長していくのか自分自身も楽しみ。WEリーグが始まってから神戸には勝てていないので絶対に勝ちたい」と抱負を語った。

 主にボランチを務める菅野は昨季18試合の出場で4得点を決め、パス本数はリーグ2位(1570本)の数字を記録。ベストイレブンも受賞し、チームのWEリーグ初優勝に貢献した。チームでの活躍が評価され、先月の東アジアE―1選手権の代表にも選出。飛躍の年となった。

 今季は背番号「8」から「10」に変更。元なでしこジャパンMF澤穂希さんを筆頭に、FW岩渕真奈さん、MF籾木結花らが背負ってきた伝統の番号だ。菅野は「今までベレーザで10番を背負ってきた先輩たちは偉大な選手ばかり。責任ある番号だと思いますけど、着けられることを楽しみに変えて、自分らしさをなくさないように頑張りたい」と意気込んだ。

対戦相手のINAC神戸は、同じ背番号「10」のMF成宮唯が登壇。「すごい仲がいいが、ベレーザの心臓をぶっつぶす勢いで。10番対決では負けない」と言葉を受けたこともあり、菅野も「10番対決で負けないように頑張ります。そして試合も絶対に勝ちたい」と返した。

 同イベントには、先月の東アジアE―1選手権の代表に選ばれたDF高橋はな(三菱重工浦和)、FW矢形海優(マイナビ仙台)、GK浅野菜摘(ちふれ埼玉)、MF滝川結女(新潟)、が出席。MF仲田歩夢(大宮)、DF林香奈絵(千葉)、FW笹井一愛(ノジマ相模原)、MF三谷沙也加(長野)、FW田子夏海(C大阪ヤンマー)、MF早間美空(広島)も壇上に上がった。

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