J1のG大阪が4日、大阪・吹田市内のグラウンドで約1時間練習を公開した。2日のSランス戦(1●2、パナスタ)で、「左足関節前方および後方インピンジメント症候群」から約半年ぶりに実戦復帰したMF奥抜侃志も「(反動は)そこまで問題はない」と元気な姿を見せた。

 Sランス戦は後半0分から同32分まで出場した。2月14日のリーグ開幕節・C大阪戦(2●5、パナスタ)以来の復帰。「久しぶりで楽しめた感じでした」と、左ウイングで出場すると、試合中に逆サイドのウイングも務めながら、切れ味鋭いドリブルで相手陣内へ切り込んだ。エリア内で味方と接触し、シュートまでいけないシーンもあり「気持ち的に上がっていて視野が狭くなっている部分はあったので、もう少し落ち着いてプレーできれば判断良くできるかなと。試合勘を戻しつつやっていきたい」と、課題も口に。「正直、もう少し仕掛けたかったが、体力的にいけなかったのも2回くらいあった。そこをもっと上げていけたら」と、まだまだ状態を上げていく決意だ。

 現在チームは10位。この日の練習も、岡山、広島と続くリーグ戦に合わせて3バックへの対策を重点的に取り組んだ。3枚の相手にはもちろん、ウイングとして個の打開にも期待が懸かる中「いろんなドリブルの形を持っていると自分では思っている。柔らかいタッチとスピードも織り交ぜながらというところはプラスになっていける」と、自身もそこを強みとするつもりだ。残り14試合で首位・神戸との勝ち点差は12。

奥抜が上位へ押し上げていく。

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