4人組ロックバンド「GLAY」のTERU(54)が、九州地方を襲った大雨を受け、被害の大きかった熊本市に向けて救援活動を行っていることが12日、分かった。

 TERUは11日、自身のXで知人からのメッセージとして、熊本市内で床上浸水に遭った場所で必要としている物資を紹介。

この日朝には、交流のある同市の大西一史市長(57)の投稿を引用する形で「物資支援など何かお手伝いできることがあったらお伝えください。少しでも早く安心できる生活に戻られることを願っております」と発信した。

 この投稿に大西氏も反応。「TERUさん、熊本地震の時もすぐ駆け付けて下さり、いつも熊本のことを気にかけていただき有難うございます。とにかく復旧頑張っていきます。何か必要なことがあればまたご相談します」と返信した。

 その後、TERUは仲間らと福岡を経由して支援物資を送ったことを報告。「福岡~熊本間の高速道路も復旧したとのことなので物資が必要な場所に行き届きますよう願っております」とつづった。

 TERUは2016年4月の熊本地震直後に大西氏の要請を受け、現地で被災者への炊き出しなどを実施。GLAYとしても同月の東京・日本武道館公演を「ニコニコ生放送」で急きょ無料生中継し、義援金1000万円を寄付していた。

 TERU自身も、地元の北海道・函館に滞在していた先月30日、ロシア・カムチャツカ半島地震による津波警報の影響を受けて高台に一時避難を強いられたばかりだけに、今回もすぐに行動に移した形。同市役所の秘書部秘書課は、スポーツ報知の取材に「TERUさんに気にかけていただいていることをありがたく思っております」とコメントした。

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