今年、デビュー45周年を迎えた俳優の内藤剛志(70)が、元千葉県知事で俳優の森田健作(75)がホストを務めるBS日テレ「人生ケンサク窓」(16日、23日前9時)に出演する。5月に古希を迎えた内藤は「原点に戻って、新しいことをやってみたい。
番組では内藤の俳優人生を振り返りながら、森田と対談。内藤の父はNHKの技術職でドラマ収録のスイッチャーで、母は人形の製作に関わっていた。「サラリーマン家庭でも、ちょっと特殊だったかもしれないが、今、思うとクリエイティブな環境の中で育った」。両親の勧めで、幼稚園の頃からピアノやバイオリンを習っていたという。
大阪星光学院高から日大学芸術学部映画学科に進むも中退。「文学座附属演劇研究所」に入所し、80年に映画「ヒポクラテスたち」でデビューした。「最初は京大進学も考えたが、表現することがやりたいと思って、父親には内緒で日芸を選んだ」と明かした。
デビュー後は「九月の冗談クラブバンド」(長崎俊一監督)や「戦場のメリークリスマス」(大島渚監督)などに出演する一方、「家なき子」(日テレ)などテレビドラマでも活躍した。95年1月から01年9月まで27クール続けて、テレビの連続ドラマ出演というドラマ史上での最高記録を樹立し、「連ドラの鉄人」と言われた。
23日後7時から、BS日テレで「旅人検視官 道場修作」シリーズ第5弾「和歌山県 南紀勝浦温泉殺人事件」が放送される。森田が「私の父親も刑事で捜査第3課にいたのですが、内藤さんは捜査1課長ですからね」と言うと、内藤は「(「科捜研の女」から)かれこれ20年間、刑事役をやってきましたからね。