歌舞伎俳優の市川染五郎が13日、都内で行われた西島秀俊主演のAmazonオリジナルドラマ「人間標本」(12月19日配信、全5話)の製作発表会見に出席した。
人気作家・湊かなえさんがデビュー15周年を記念して描き下ろした同名小説が原作。
現代劇に違和感を感じることが多々あったという。「かつらをつけていないことに違和感。頭軽いな~って不思議な感覚でした」と照れ笑い。見た目にも変化があり、「髪形は比較的長めでいました。歌舞伎の場合は、短く切らないとかつらに収まらないものですから、髪の長い自分を見て、『至だな』。歌舞伎では眉をそっているもんですから、眉がある自分を見て、また『至だな』と思いました」と振り返り、会場の笑いを誘った。
松本白鸚を祖父に、松本幸四郎を父に持つ高麗屋の御曹司。昨年5月公開の映画「鬼平犯科帳 血闘」、今年4月の新作歌舞伎「木挽町のあだ討ち」などで注目され、来年は「ハムレット」(デヴィッド・ルヴォー演出)でストレートプレーの舞台に初挑戦する。