STARTO ENTERTAINMENTが13日、公式サイトを更新し、所属タレントやグループになりすましたSNSアカウントに対し、法的手続きを行ったことを報告した。

 同社は「昨今、当社契約タレント及びグループを名乗るX(旧Twitter)上のアカウントが散見され、一部のアカウントはコンサート当日にコンサートの無料配信をうたい、クレジットカード情報の入力をうながす詐欺サイト(フィッシングサイト)に誘導している事実を確認いたしました。

このほかにも、当社契約タレントになりすまして本人のように装っているアカウントを複数確認いたしました」と問題について報告した。

 これらの問題行為を受け、法的手続きを講じたことを明かした。同社は「X上に存在する合計73のなりすましアカウントに対し、米国連邦地方裁判所(カリフォルニア州北部地区)で発信者情報開示命令の申立手続を行い、無事にこれらの開示命令が発令されました」と説明。「開示命令に従って開示された情報を解析したところ、多数のなりすましアカウントがアジアの特定の国で運用されていたことが判明いたしました。そのため、当社としては、現在、外務省を通じて、当該国に取締要請を行うべく、政府と協議を行っております」とした。

 国内で運用されているなりすましアカウントについても「当社代理人弁護士を通じて順次、発信者情報開示請求を行っております」と報告した。同社の対策として、なりすましアカウントによる被害を防ぐため、「STARTO ENTERTAINMENT(Legal)」アカウントをX上に開設し、権利侵害行為等に関わる注意喚起や情報発信を積極的に行うと呼びかけた。

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