◆JERAセ・リーグ 広島―阪神(13日・マツダスタジアム)

 歌手の吉川晃司が13日、「ピースナイター」として開催された広島―阪神戦(マツダスタジアム)で始球式を務めた。広島出身の被爆2世。

103キロの力強い直球を投げ込み「カープの選手には純粋に白球を追いかけてもらって、我々はその姿を見て、泣いたり笑ったりできる平和な日々がいつまでも続いて欲しい」と願った。

 5回終了後には、原爆ドームの高さ(25メートル)の席に座る観客が赤いポスターを掲げて球場全体で「ピースライン」を描き、吉川がジョン・レノンの楽曲「イマジン」をアカペラで歌唱した。今年は被爆80年の節目。試合は、10年ぶりに監督、コーチ、選手全員が背番号86の特別ユニホームを着用して実施された。

編集部おすすめ